池井戸潤『下町ロケット ヤタガラス』を読む。

池井戸作品。先日読んだゴーストに続く作品。佃製作所は今回はいろんないきさつがあって帝国重工という大手の下請けになってトラクターの部品の下請けになるのだが・。

宇宙から農家の人たちの力になりたいという夢を抱く帝国の財前部長に佃社長が・・。

前に読んだことがあるのがテレビで見たのか不明のままに読む。やっぱり本だな。

下町ロケット』ヤタガラス

佃製作所を足蹴にしたギアゴーストの伊丹はダイダロスの重田社長と組んで下町の多くの工場とともに自動トラクターで帝国重工に宣戦布告する。出足は宣伝もうまくいき先行するのだが・・。一方佃製作所は財前部長に乞われて帝国重工の自動トラクターのトランスミッションの制作にかかわるのだが苦戦する。伊丹と袂を分かった天才技術者島津さんを得てダイダロスよりいいものを作る。ダイダロスは販売で先行するのだがクレームが増えた。原因は島津さんの以前作ったミッションをそのまま使用した結果であった。特許をとっていた島津さんの新しいミッションを使わせてほしいと頼むが一時は拒否するのだが佃社長は将来の農業のために部品を公開することに・・・・。

伊丹社長も最後は改心して大団円だ。

(農業を継ぐことにした殿村。嫌がらせを受け・台風の被害を受けながら佃製作所のみんなの協力で自動トラクターも借用して老父も佃社長フアンになるというおまけも)

☆☆☆☆

f:id:yamachanmamechan:20220109172005j:plain