ハンセン病訴訟が政府の控訴断念と
安倍首相の謝罪で終結しそうである。
昭和19年生まれの自分は戦後かっての病名らい病という
恐ろしい病気があり鼻がなくなったりする病気で感染もすると聞いて
恐ろしい思いをした記憶がある。
裁判も隔離して行われたぐらいだから国民も多くは恐ろしい
病気と思っていたはずである。
問題はWTOで隔離するべき病気ではないと発表してからも
日本では長年法律の廃止や改正が行われることなく
放置されてきたことだろう。
医学の進歩によって新規患者がでることもなく完治する病気と
なってからも隔離政策がつづいて国民の恐怖心が取り除かれる
ことなくハンセン病患者家族に多大の負担を長くかけることになった。
国民ひとりひとりが患者・家族に謝罪の気持ちを表す意味で
政府の今回の対応を支持して患者・家族のこれからの人生が
幸あるものであるよう祈りたいものだ。
政治家の患者・家族の方々が癒されるような法律が作られるよう
希望したい。