431頁を最近では最速で読めた。面白い。
地方の公務員の人も読んだらいい。
読みやすいし「民間感覚」と「公務員感覚」が面白い。
高知県に「おもてなし課」ができて若い掛水君が高知の有名人に
観光特使をお願いする仕事をするなかで作家の吉門に特使を
お願いしたのはいいのだがさんざんいじられ、「民間感覚」を
徹底的に叩き込まれる。自由な発想で県庁を追われて今は民宿を
営む父清遠と娘佐和との関係修復の思いもあって「おもてなし課」に
肩入れする。吉門の助言で採用した若い女性多紀と一緒に
「民間感覚」を理解しつつ成長していく。それとともに恋も。
僻地であること、不便であることを観光のプラスに変えていくこと。
まずは地方の地方らしい素材をしっかりすること。
おもてなしマインドを全員のものにすること。
地元の人にはなんでもないことでも他の人には宝物であることも。
観光で人に来てもらうためのノウハウも満載だ。
とにかく楽しく一気に読ませてくれた。
タイトルと作家名がちっちゃい。