百田尚樹 玄庵(げんなん)を読む。

  たまたま図書館で百田尚樹の棚にいままでなかった本があった。
  それが「玄庵」げんなんである。
  囲碁の本であった。
  囲碁の起源からアルファ碁の対決までの囲碁の歴史の本である。
  井上家・本因坊家・安井家・林家という家元の名人をめざしてしのぎを削る話である。
 
  主人公は吉之助ー因徹ー立徹ー安節ー玄庵と名前を変化させつつ不運にも名人に
  なれなかった男の話を軸に碁のプロたちのしのぎあいの物語である。

  囲碁は好きなのでなんとか読めたが、誰と誰が対戦して勝ったとか御城碁はどうしたとか。
  同じような話が上下2冊もあるので結構大変であった。

  家元の話なので名前を継がせるので読んでいてもやっかいである。
  
  なんとか読み終えた。
  碁はやっぱり「ヨミ」と「構想力」が中心に強くないと囲碁は強くなれない。

  日本の囲碁の歴史と強力な個性の日本の囲碁歴史をかざる強豪たちの話を800頁も読んだのだ。
  自分の碁がちょっとでも強くなれればと思う。でも本のなかでは50才を越えて強くなった人はでてこない。
                      やっぱ 無理か。 一歩づつやってみるか。