内田康夫「札幌殺人事件」を読む。


   内田康夫の本はあまり読んだことがない。
    しかし浅見光彦シリーズはテレビドラマにもなってるからお馴染みだ。
    517頁の長編。時間がかかった。
   「札幌殺人事件」
    浅見光彦は札幌で小さくプロモート会社をやってる越川夫婦の奥さんから
    夫の様子がおかしいので戸田という人に調査してもらったのだが
    戸田が行方不明になったので探してほしいと連絡をうけて札幌へ。
    次々に殺人事件が八雲で所長が自殺で処理された事件、植物園で
    身元不明の男が殺される。浅見光彦は越川夫妻の得意先の白井、
    正体不明の老人徳永、スナックのママの立花などとの話から銀行、
    開発庁長官江場の
    ドーム建設がらみの黒い関係を暴き出していくのだが。
    徳永老人も白井も殺されるはめに・・・・・・・・・・・。
    浅見光彦は犯人を推理するのだが残念ながら・・・・・・・・・・・・。
☆☆☆
         517頁は長いなあ。登場人物は多くはないのが救いだが。
       拓銀の破綻前に書かれたという。出てくる銀行は拓銀を思わせる。
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