真保裕一「ダブルフォールト」を読む。


    作家 真保裕一は1961年生まれ。58歳か。
    男っぽい本が多い印象があり、肩がこらずに読める作家だと思う。
 「ダブルフォールト」
    殺人事件を手掛ける法律事務所の若手弁護士が主人公だ。
    やっと軌道に乗ってきた会社社長が資金の苦しい時に頼った街金の
     社長を殺した事件を法律事務所のボスから指名されて被告人の
     弁護をする話。
           街金社長の5000万の投資話の脅しに首をしめられて逃げる時に
     たまたまあったナイフで刺して逃げて次の日に自首した事件。
     正当防衛を主張するのだが若手弁護士は社長の言い分に全幅の
     信頼をおけずにいる悩む。3年の懲役と軽い判決となるのだが
     被害者の娘は父の悪行が晒されたことで弁護士に抵抗する。
     娘に弁護士を越えて人間的として情を寄せる若手弁護士。
     結果は・・・・・・・・・・・・・・。

     裁判の展開が面白い本なので裁判に興味があればおもしろい。
     ☆☆             
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