佐川光晴という作家は北大法学部をでて作家になったという。
「家族芝居」
北大在学中に演劇に傾倒して結婚し、妻と演劇集団を立ち上げる善男。
認められるのだが娘が生まれた後に離婚して東京にでる。
学生の下宿から高齢者の集まる下宿になった「八方園」の主人から
後を託される。75歳以上の女高齢者のグループホームを運営することに。
「婆バア!」といいつつ刺激をあたえて健康とボケないように奮闘する話だ。
入居者の和代が死んだ時には悲しみを見せずに会いにも来れない娘の
ところまで遺体と入居者たちを乗せて対面させ入居者たちとお別れの
弁護士の娘に惚れられて再婚することになる。彼女は会計士だ。
☆☆☆
元気な高齢者たちと能力も地位もある人達の奮闘の物語。
高齢者の話なのだがまったく暗くない話がいいのかもしれない。