村山由佳「花酔ひ」を読む。


    村山由佳さんの作品は初めて読む。
    恋愛小説を描く作家という。題名に惹かれて手にとった。
    女性作家のほうが濃厚な描写をするような気がする。
  「花酔ひ」
   京都で葬儀屋を営む夫婦でやり手の社長正隆と小さい頃に叔父から
    性の手ほどきを受けた妻の千桜。東京でOLをして結婚して呉服屋を
    継ぐ麻子と誠司の夫婦。お互いそれなりの夫婦生活を送っているのだが
    麻子が古着物の店を始めて正隆から商売がらみで連絡がきてから
    2組の夫婦に性癖上の亀裂があきらかになって正隆と麻子、誠司と千桜
    は恋に落ち激しい性愛に進んでいく。とくに誠司と千桜は異常な愛に。
    最後は誠司が千桜とのプレイ中に意識を失い救急車に運ばれて麻子は
    関係解消の決断をして終わる。
 
        着物のこととお花がバックに色付けされてるから濃厚だが品がある。
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