宮部みゆき「悲嘆の門」下を読む。

  宮部みゆきの「悲嘆の門」の下巻を読む。
    主人公の孝太郎のあこがれのバイト先の女社長の死を含めた
    5連続殺人事件を正義感でガラという怪物の力を借りて解決しようと
    するのが(上)だったのだが・・・・・・・・。
    連続殺人事件といわれたのが実は個々の情がからんだ殺人事件だった。
    ガラの力で犯人を特定して始末をし、そのためガラに傾倒しガラの目的
    である「言葉」と「物語」の境界を守る「悲嘆の門」の守護を倒し、子供を
    救い出すというガラと一緒に「悲嘆の門」に向かうのだが・・・・・。

    結末は妹と友の美香の誘拐犯を自分もガラに似て怪物になって食い殺し
    たことでその嫌気と美香を助け出せなかった後悔で自暴自棄でガラに
    ついて行ったのだがガラの子のやさしさから時間が戻ってこの事件の
    前までに現実の世界に戻ってくるという筋とらしい。

    内容があってるかどうか自信もないが「言葉」と「物語」という概念を
    利用しながらゲーム的な構成もあり年寄りには読むのが大変な本だった。
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