村田沙耶香「星が吸う水」を読む。



   村田沙耶香の本を一度に三冊借りてきたたのでしょうがない。
   この手の本が好きなわけではない。節度がなく乱読なだけである。
   
   「星が吸う水」を読む。2編である。
   「ガマズミ航海」ガマズミとは花の名で花言葉は「結合」という意味とある。

   「星が吸う水」はテーマ・展開は「ハコブネ」とほぼ同じであろう。
   ここでも三人の女性が中心なのだ。鶴子・梓・志保。三人は友人だ。
       鶴子は男性と同じ感覚の女性で溜まってきたら抜くという行為が
   したいだけで男性によっては恋人としてのいろいろな行為をしなければ
   結合の行為にいたらないのが煩わしいと思うような女性。
   梓は女性にとっては結婚は一世一代の人身売買であり高くうるための
   努力は惜しまない女性。
   志保は恋愛も性欲にも興味の薄い女性。三人は友達でありもろもろに
   疲れ三人で温泉めぐりをする。途中でトイレにいきたくなって鶴子は
   草むらで立しょんしようと提案するのだが・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
   「ガマズミ航海」
   佑真は男のものをおしゃぶりのような玩具のひとつと思うような女性。
   しかし本当の○○〇〇はしたいと思っているのだが・・・・・・・。
   美紀子という彼氏にしばられているのだが行為は辛いと相談されて
   ふたりで性的でない肉体関係が結べないかと実験するという話。

   それにしても女性は複雑なものだ。性的嗜好はひとそれぞれだが
   男性もいろいろあると思うが行為の満足度は単純なのかも・・・・・。
   何事もひとそれぞれだから人生面白いということか。
   感想文を書くのに苦労する本であることは間違いがない。
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