油圧機器メーカーKYBがデータの改ざんをした。
免震・制震装置の検査データの改ざんをしたという。
何十年も稼働する建築物や住まいの話である。
地震が起きなければ分からないなどと高を括っていたということはないか。
日本の有名メーカーが何故こうも改ざんが続くのだろう。
今回は元従業員の告発で判明した。
会社にいる間は物言えぬ体質が蔓延しているのだろう。
会社トップの顧客への誠実さが欠けているのだろう。
上司が改ざんを指示したら下のものは声を大にしてそれはおかしいと
なかなか言えないのではないか。我が身はかわいいものだ。
ちょっと我慢すれば配置換えもある。
会社のトップが日々技術向上とともに法令順守をいい続ける必要がある。
会社のトップは顧客への誠実さを売り物にする体質をつくる責任がある。
それなのにこの不祥事は残念である。
二度と起きないようにするには会社の体質を変えるしかない。
財界、労働団体ともに協力して対策を立てるしかない。
他人事では決してないはずである。
髪のうすい頭を下げるのを見るのはもうたくさんである。