直木賞を受賞したことで
図書館のカウンターにコーナーがくまれてた。
適当に1冊手にとる。「七緒のために」。 74歳でも大丈夫かな。
「七緒のために」
逃げるように転校した「雪子ちゃん」が転校先で「七緒」と友達になる。
嘘をつき、問題をいつもおこす「七緒」に戸惑いながらも
「七緒」に魅かれる「雪子ちゃん」。
思春期のふたりの女の子の揺れ動くこころ模様の話なのだろう。
「七緒」のためによかれとやってたことが実は自分のためでは
なかったのかという思いにいたる。
きれいな比喩でかざられていて物語がやさしく、パステルカラーで
彩られた絵のようだ。
74歳の男にはこころの動きが見えないところもあるが
孫のいない自分には微笑ましい本であった。
「水の花火」
「雪子ちゃん」が高校生に。
傷ついて去っていった珠紀は親友であった。珠紀は草野君と
付き合っていた。いま「雪子ちゃん」は草野君と付き合っている。
珠紀をとおして草野君と付き合っているのかそれとも自分の
こころのままなのか。心は揺れている。そんな話。
もしかしたら感想が的外れかもなあ・・・・・・・・・・。