湊かなえ「境遇」を読む。
読み進むにつれて前に読んだことがあるような気がしたが最後が
思いだせず読む。最近はこんなことが多いなあ。
二人の女性が施設出身という境遇を知り親友になる。
ふたりは自分を生んでくれた出生を調べたいと思っている。
一人は市会議員の妻に、ひとりは新聞記者になる。
議員の妻は親友記者の話をもとに絵本を書いて有名作家になる。
やっと生まれた子供が誘拐される。
選挙目当ての誘拐かそれとも妻の境遇ゆえの誘拐か。
鍵はふたりの生まれたころに起きた近隣での殺人事件。
犯人はだれか。最後にちょっとしたドンデンガエシが。
湊作品はとにかく平易、読みやすい。それが魅力なのだろう。