精神的障碍をもつ子が20年以上にわたって監禁されてた。
父親73歳。妻は病身(死亡)。息子43歳。
障がい者をもつ親の思考回路はこのようになることがある。
障碍をもつがゆえ傍に置きたいという愛情?。
プライドなどで世間から隠したいという欲求。
体力的にどうにも抑えられなくなった時に監禁という手段に。
親が普通は子より先に死ぬ。
この現実を同年代のこの親はどう向き合っていたのだろう。
監禁のあとに起こる悲劇に目をそらしてたのだろうか。
悲劇。親と子。ともに悲劇。悲しい。
社会との共生と言われて久しいが障害をもつ子の親は
社会の目におびえ、社会に全幅の信頼をおけてはいない。
いまの時代 ちょっと病院や行政に相談していたら悲劇はなかった。
一層の悲劇が避けられたのは幸いである。