札幌自立支援施設火災に思う

    31日深夜の施設の火災。
      11人が亡くなるという大惨事になった。
      高齢者の一人暮らしを支援するNPO法人の運営という。

      こんな時必ず問題になるのは行政の責任だが。
      老人施設だったのか、下宿なのか、スプリンクラーなどの設備に
      問題はなかったのかというようなことだ。

      一人暮らしであまり身寄りもない高齢者にとって
      部屋を提供され生活保護に道をひらいてくれるこんなNPO
      有難いにちがいない。

      日本には予備軍を含めればたくさんいるに違いない。
      家族や親せき関係が希薄になった今
      支援を受けたいという人はどんどん増えるのではないか。

      行政がどこまで関わるのがいいのだろうか。
      原因が不明で分からないことが多いが。
      今回でいえば80代の人もいて、いろいろな人生を歩んできた
      人たちが一緒に生活するからには余程災害や生活規律など
      で運営をきちんとしないとまた起こりうるのではないか。  
      今回は夜には管理者がいなかった。
      いくら消火器や報知器が設置されていても生活者の意識が
      きちんとしてなければ役にたたない。
      行政はまずは運営指導と管理面への援助・補助ではないか。
      規制を強化するばかりでは業者が逃げていって困るのはこういう
      施設を頼りにする困窮者だ。  二度と起こらないことを祈るばかり。