<思うこと>㊹ ああ物忘れ

   60才を越えたころから徐々に人の名前などが出てこなくなる。

   「あの人は?」と思ったとたんに頭が真っ白になる。
   70才を越えた今、もうあきらめている。
   出てこないことが当たり前。すらすら出てきたらラッキーと思うようにしている。
   そう決めてから気分が楽になって苦悶することも少なくなった。

   「お名前は?最近 名前がでにくくなって。」急に会ったらズバリ言う。
   「○○です。」様子を見て相手が思い出せないような人にはこちらから言う。
   恥ずかしく思う年齢はもう過ぎたのだ。

   歳はとりたくないが日常生活に不便がなければそれでいい。
   認知症でもなったかといらいらするほうが身体に悪い。
   顔という「名前」がある。顔さえ分かれば連続ドラマも見ていられる。
        妻の名と子の名と近所の人の名さえ分かれば当面生きていける。
                            なるようにしかならない!!