<思うこと> 自殺願望

 神奈川で起きた9人の死体遺棄事件。
      自殺願望の人にやさしい言葉をかける。
      誰でもきっとついていく。
      全貌はまだ分からないがひどい話である。
      それにしても救いはお兄さんの呼びかけに応じて逮捕につなげた女性がいたことである。

      自分も若いころ自殺願望をもっていた。生きる意味を失ったことがある。
      人はだれでも生きていくのがいやになったり、世の中から消えてしまいたいと思うことがある。

      自分があのころより強くなったのだろうか。いや今生きてることが不思議でさえある。
      なにがきっかけで自殺願望が消えるのだろうか。
         親やまわりの人たちの迷惑になりたくなかったこと。
         単に偶然が気持ちをそらしてくれたこと。
         死ぬ勇気がなかったこと。今生きてるのはその中の1つだったり、全部だったりそんなことだろう。
      多くの場合はちょっとしたことで死にたい気持ちがそがれ、あとになって「あのころは・・・・・・」と思う。
      今回のように死にたいと思う気持ちに背中を押す人たちがいる。自分のことしか考えずに。

      いつの時代も社会がやさしいことはない。時代は人にやさしくやさしくと言ってる。
      騙されてはいけない。社会は人間同士がぶつかりあって成り立つ以上、厳しいものなのだ。

       社会は厳しいという前提で強く生きる訓練をし続けることだ。
       それでも心が折れた時は公的機関に恥と思わず駆け込むことだ。税金を払ってるのだから。