外人の長い登場人物や地名のカタカナ名の頻繁にでるのに気持ちが萎えた。
気分直しに桐野夏生の「IN]を読む。
恋愛の抹殺をテーマを作品を書こうとした女性作家タマキが緑川という作家の作品
「無垢人」のなかにでてくる主人公の愛人○子に興味をもつ。自伝的小説だから
本のなかで妻千代子と大変な三角関係になってる○子は実在するはずだと探す。
タマキも青司というおつきの編集者と不倫をしていて悩み苦しんでいる。
やっとタマキは不倫を解消したが妻千代子に会って○子の正体が分かった時
自分のかっての不倫の相手の青司の病死の連絡が入る。
妻千代子は嫉妬のはげしい家庭の妻と描かれていたのだが実際は妻もまた
作家緑川の編集者と不倫をし、緑川亡きあと、結婚していた。
いろいろあっても妻千代子は夫緑川を愛していて死ぬまで恋愛しつづけるという。
「無垢人」とは死んだ者の意であり、青司であり緑川であり愛されるべき対象者ということか。
最後まで分かったような分からないような。本の中身も女の人も分からないという読後感。
よくぞ最後まで読み終えたものだ。それだけでエライと自分を褒めてる。へへへへへ。
(日記なのでメモのつもりで書いてます。覗いた人にはゴメンナサイ。ゴメンナサイ。)