<放言・失言>憲法論議

  台風が本土直撃。災害が心配である。大きな被害にならぬよう祈るばかりである。

  選挙が終わった。
  終わってみれば民進党の左右が二つに分かれただけで野党の数が増えた。
  単にそんな結果になった気がする。

  また憲法改正論議がにぎやかになるだろう。
  賛成・反対がこれだけ同じようにあるのだから自分はこう思う。

  国会での改正発議の前に政党の思惑で動かされないように数年間
      学校、団体、会社でもいい、個人でもいい、みんなで憲法をつくるキャンペーンを
      やったらいい。自分たちの好きなように作ってコンペでもやったらいい。
      賛成・反対の議論の前にもっと憲法を国民のものにする工夫が必要ではないのか。
  
  そのことが現在の憲法の学習にもなり、「日本国憲法」が身近なものになるのではないか。

  憲法は「戦争放棄」の条文だけではない。
  「公序良俗」もまた条文である。
  なぜ「公序良俗」の条文があるのになぜ「ゴミ屋敷」問題がおこるのだろう。
  そんな身近な問題も不思議に思えたりする。憲法民法・刑法の関係も見えてくるだろう。
  
  このままでいくと国民がなにも分からないままに憲法改正が発議され、国会で議論され、
  政治家の思惑で一定の案ができ、国民投票をするようになる。

  本当に国民のものになってこそ「日本国憲法」だと思うが憲法を考えるチャンスなのだと思う。
  憲法憲法学者のものではない。憲法は政党や政治家だけのものではないはずである。
  
  どこの家庭でも「憲法の条文」がおいてあるのが当たり前になる日がくるのだろうか。
  憲法を政治家まかせにしてはいけないと思うがどうだろう。

         歳をとるとなにかと言いたくなるんだよなあ。知りもしないのに。ごめん。