宮部みゆき 「ペテロの葬列」

 図書館で見て回っていて宮部みゆきのコーナーにきた。
   まだ読んでない本がないかと見ていたら真っ赤な表紙の本がみえた。
   これはまだ見ていない。そう思って借りてきたのだが2,3行読むうちにこれは読んだ!
   でも悲しいかな筋も結末も思い出せない。結局そうだった、そうだったと思いつつ読む結果に。
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 筋は今多コンツェルンの愛人に産ませた娘菜穂子と結婚した杉村三郎が
バスジャックに遭う。犯人は詐欺会社を指導してたくさんの人を不幸におとしいれて
そのことを後悔して償いのために起こした事件であった。

事件のなぞや犯人からおくられた賠償金などの謎を三郎たちは同じ人質に
なった人たちと解明してゆく。三郎の忙しい合間に菜穂子は彼女なりに育ってゆく。
そして最後にどんでん返しが。なにひとつ不自由なく育った菜穂子が浮気をする。
杉村三郎は離婚する。  
ペテロはキリスト12使徒のひとり。迫害をうけて一度逃げようとするが神が見てると後悔してもどり殉教する。
嘘でかためてだましても気が付いたら償おうとするのがいいのか、神なんかいないんだから気楽に
幸せを求めるのがいいのか。そのあたりがテーマか。   よく書けないなあ。680頁もあるんだもの。

政治が混乱する今、政治家は口からでたことに反省し悔い改めることはあるのだろうか。
       勝つためには手段を択ばないという政治家にそれを求めるのは酷か。