鳥越碧の作品は読みやすいことと歴史に興味あるものには女性からみているので
読まずにいられない。
NHKドラマで放映されてるのでどうかと思いつつ最後まで読んでしまった。
それにしても幕末、維新の頃の話はいつ読んでも人間のたくましさ、活気みたいなものが伝わって
日々だらだらしている自分には活をいれてくれる。函館が人生の出発地というのもいい。
新島襄こと新島七五三太(しめた)はなんと幸運な人だろうと思う。密航していい人たちにめぐり逢い
学校から生活まですべて面倒をみていただいたのだから。人間性がよかった、努力家であったという
七五三太の人柄がよかったとしてもまさに「神の愛」につつまれたのだろう。
そして同志社までつくったのだから。
一方 八重はテレビのとおり会津藩士の家にうまれて男勝り。一度目の結婚は大変なこともあったが
新島と結婚してからは新島の愛につつまれて幸せな生活をおくるのだがそれでも愛されてるかどうか
と悶々とした思いも長い間するという話だ。
夫婦の間はいくらうまくいっているようで心のうちは大変という話か? この本はそうなのか?