小路幸也作品。作品を読むのは3冊目か4冊目か。下町の古本屋とカフェをやって4代の大家族で賑やかに生活している生活を亡くなった祖祖父の妻サチの霊が彷徨って堀田家の様子を眺めて描かれている。
『東京バンドワゴン』
明治から続く古本屋「東京バンドワゴン」の3代目当主勘一。春の或る日古本屋の店先に百貨事典が置いてあり午後からはなくなっているという不思議が・・。近所のマンションに住む女の子が体重が軽くてマンションのオジサンが傍に寄ってくるのが嫌で体重を付けるために・・・。原因が分かって見れば。実はその男は倒産して家をでて放浪してたその子の祖父だった・・・・。
夏の或る日、国文学出の牧原みすずという娘さんが古書を取り組みたいとやってきた。青というロックンローラーの祖父我南人と謎の愛人との子と結婚したいとやってきた。
堀田家は手伝いが増えていいけれど大家族が大騒動だ。
秋の或る日。祖父我南人が捨て犬を拾ってきた。岐阜の旅館の人から商売やめるので古書を始末したいということで長男の紺が買取に出張したが実は・・・。
冬のある日。祖祖父が風邪を引いた。青とみすずの結婚式の日取りが12月20日に決まった。青の母親に知らせることに・・・。実は母親は今も大女優をやってると・・。
(4世代の大所帯が老舗の古書店を営む明るい人情味ある下町の風景が・・)
☆☆☆