絶えないタケノコ採り事故。

タケノコ採りのシーズンを迎えて今年も事故が増えて来た。

定年後の健康と実利を兼ねての趣味ではいい趣味だが残念ながら定年後の運動能力が低下してきた高齢者には無理な趣味でないだろうか。

自分も友達に誘われて何度かタケノコ採りについて行ったことがある。背丈を超える竹林をくぐって次々に見つかるタケノコを採るのは楽しいことに違いない。わかりやすいからついつい夢中で採る。でも気が付いたら自分がどこにいるかを忘れてしまう。

方角がまったく分からなくなってしまうのだ。道路からそれほど奥に入っていないのだが方角がわからないと不安でしょうがなかった。幸い自分が行った時はなんとか無事に帰還できた。山菜採りは楽しいけれどタケノコ採りだけは別物だ。採って配ってみんなに喜ばれる。不断疎外されてる高齢者にとっては主役になれるチャンスである。

しかし毎年事故がある。折角長生きしてタケノコごときで山に埋もれるのではあまりに悲しい。今はスマホもある2人3人で連絡を取りつつ歩く。ラジオや磁石や準備を万端に山菜取りを楽しみましょう。タケノコで行方不明という記事を見るといつもやりきれない気持ちになる。