福ニャン日記 『群来』

3月10日 晴れ

江差の隣町の乙部町で100年ぶりに「群来」があったという。毎年稚魚を100万匹放流してきた成果があったかもというが喜ばしいニュースである。江差にも夢をもう一度と鰊の獲れる日がくることを・・。明治27年の鰊大漁という記録以降ほとんど衰退の傾向だったらしいから。「群来」とは鰊が産卵にきて海が色づくことだ。

町は気温上昇で家の周りの氷割や雪を砕いて融かすことに熱心な家が多い。これが始まると道民が春を待ち望んでいる気迫を感じる。

山道散歩。散歩道はまだ雪。表面がザラザラしていてときどき足を取られるから注意が必要な時だ。陽のあたる斜面の雪のない部分にフキノトウでもないかと目を凝らすがまだのようだ。

(久しぶりの好天で函館山がくっきり見える。その左方には青森の山並みも・・。)

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