仙川作品。仙川作品のなかで一番自分的には面白くなかったかもしれない。
治験といいつつ医学的治験の状況があまりでてくるわけでもない。残念。
『治験』
まあ、いっか!というようないい加減な生活をして失業中の男「宮野」が主人公。
宮野の前にガンを治癒するという薬販売の日本代理の仕事を米国人から持ち込まれる。
半年分の給料500万も支払われるという。それに乗っかったのだが50人ほどの人から注文があるのだが肝臓がんが悪くなって死亡したという例がでてきた。米国本社とも連絡がつかなくなって真相を解明すべく米国に渡るのだが会社はなく、そのうちに拉致され川に投げ込まれるのだが九死に一生を得る。知り合った米国研究所のひとりという女性から真実を明かされるのだがそれは実験を手伝わされたということ。
(オーダーメイド治療とかという医学用語的なことがでてくるのだが全体的には散漫なダラダラした文章と本だった。)
☆☆