#梶尾真治『猫の惑星』を読む。

梶尾真治作品。猫好きには猫という言葉だけで惹きつかれる魅力がある。つい猫に惹かれて本を手にした。1947年熊本生まれの作家という。初めて読む作家である。

猫と人間が心で交流しながら苦難を克服する痛快漫画的小説か。

『猫の惑星』

特殊な才能を持つと思われる赤ちゃんを教育する施設に連れて来られたイクオ。

相手の心を動かす能力のあるヒロシと道具を心で動かすことができるイクオで殺人という仕事をする。しかし施設では声変わりするようになると卒業としていなくなる。ヒロシが卒業していなくなると施設のまわりにいる猫たちの声が分かるようになり老猫のウリと会話するうちに新な世界に行きたくなる。イクオとウリと子猫たちはどことも知れない施設を脱出する。ウリの話では地球には猫の王様がいて猫が人間を支配しているのだという。人間は猫を可愛がるようにしつけられていて猫のいうままになるのだという。イクオの脱走で敵はイクオを捕獲すべくいろいろな攻撃をしてくるのだが途中で逢ったヒカルという女の子と猫たちと脱走に成功し自由な旅にでる・・・・。

(実は施設は地球におりたった人間たちが他の星から来た敵から身を護るために才能ある赤ちゃんを育てて地球にもぐりこんだ人間の形をした敵を倒すための人材を育てる施設だった。)

☆☆

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