筒井康隆『夜のコント・冬のコント』を読む。

筒井康隆作品。18の小編を集めて収録されてる。筒井作品は面白いなあと思うものと面白いと思わない作品と極端にある。この小編のなかでもいろいろだ。

『夜のコント・冬のコント』

「冬のコント」は料理の説明が長くて不評のレストランに夫婦が入ってきた。夫は妻が以前に不倫の相手と来ただろうと延々と妻を攻め相手との情事までも無理に言わせる。

「夜のコント」は芸能生活30周年の記念パーティを大きなレストランでパーティションつきの仕切ったホールで開いた話。コンパニオンも読んでいたのに客が来ないで隣のパーティが大勢お客が来て支配人からどんどん減らされるてついには破れかぶれで隣の会場と一緒にして挨拶までするという話。

「最後の喫煙者」は「犬と喫煙者は入るべからず」などという喫煙者攻撃が進んでそれに抵抗した作家は大量にタバコをかったりしたのだがついに抗議のために国会議事堂の屋根に上って抗議するのだがヘリコプターなどの攻撃で最後の喫煙者となる話。

ETC.

「魚」「傾いた世界」など日常生活を送る上で示唆にとぶ話も多い。)

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