#森村誠一『老いへの挑戦』を読む。

森村誠一作品。1933年生まれの森村さんが人生について過去の作品にちりばめた言葉を集めた人生のノウハウ本だ。ノウハウの本を読むことはほとんどない。読んでそうだよなあと思うばかりが書かれているのだから。今回友達から森村さんの老いについての本があると聞いて読んでみる気になった。

『老いへの挑戦』

この本は高齢者が読むよりももっと若い人たちが読んだほうがいい。

誰にでも必ず訪れる老いや死について老いてから読んでもどうしようもない。老いる前に人生とはどんなものでどんな準備をすればいいか読んでおくべきだろう。

老いを生き抜くために今が一番若いと思って無限の時間を有効につかってチャレンジしようということ。チャレンジしてるかぎり老いないと。

結婚について未知の部分を持ちながらじょうずに助け合って生きろと言う。

心が満たされる生き方では山登りにたとえて小さくてもいいからケルンに石を積み上げるような生き方をと言い、組織の中での自分の居場所の見つけ方では単なる会社の奴隷になるなと。

(人生のノウハウ本はやっぱり自分には合わない。小説を読んで登場人物たちと妄想しているほうが自分にはあっているようだ。老後は小説を読んるほうがいい。)

☆☆

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