#湊かなえ『ブロードキャスト』を読む。

湊かなえ作品。学園ものの青春を描いた作品だけれど77歳に自分でも面白い。作家というのは本当に構成・演出・文章・想像力といいすごいものがあるなあ。

『ブロードキャスト』

学駅伝で活躍した僕(圭祐)が大けがをする。ライバルで尊敬する山岸良太と一緒に走りたかったのだが同じ高校に進学する。僕は脚本を書くことに夢を持つ正也に誘われて女の子の久米さんとともに放送部に入部する。ラジオドラマ部門の高校生の大会

出場して全国大会を目指す。結局全国大会の準決勝まで行くのだが決勝で涙を飲む。

放送部としていろいろな部門で2年生先輩・3年生先輩と議論を重ねながらいい作品にしようと頑張る話。ケガの手術をして陸上部から誘われるのだが放送部でいく決意をする。

(放送部部長月村さん・2年生先輩の白井先輩・憧れの良太・同級の脚本の正也とそれぞれの個性がしっかりしていて高校生のまじめさが本いっぱいに描かれる。)

☆☆☆

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