伊東潤『もっこすの城』を読む。

伊東潤作品。先日熊本城の修復がなったという記事を見たが熊本城を造った加藤清正の下で「城取り」として采配をふるった木村藤九郎の生涯の話である。「もっこす」というのは頑固者とか一途なものとかという意味らしい。

もっこすの城』(熊本築城始末)

信長の下で「城取り」(普請奉行)として安土城を築いた父の遺志を継いだ藤九郎は

加藤家で城普請に取り立てられ秀吉の朝鮮出兵のための名護屋城の築城に携わり、清正に従って朝鮮にわたり蔚山城などの築城に関わり、日本に戻って熊本城の築城に関わるが出兵の疲れなどで病にかかる。これまでは父の秘伝書などを参考にしてきたが熊本城は新たな発想で築城する。弟子で妻の兄又四郎に後を託す。

(藤九郎の築城の苦心もあるが清正の歴史でもある。地震で崩れた熊本城の石垣が話題になったがこの石垣は藤九郎の苦心の作品という。)

☆☆☆

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