町屋良平『坂下あたると・・・」を読む。

町屋良平作品。『坂下あたるとしじょうの宇宙』が正式な本の題名だ。

しじょうは詩情なのだろう。文学に勉強に才能あふれる高校生坂下あたると友人佐藤毅とあたるの恋人浦川さとかとさとかの友達で音楽的才能あふれて毅が好きになる京王蕾の4人の文学と詩の世界を通した青春の話が描かれる。

『坂下あたるとしじょうの宇宙』

坂下は小説に評論に天才的才能をしめしてネットのサイトに投稿をしている。毅は坂下の天才的才能を認めて坂下の漏れ出る才能の欠片を拾って詩を書いて坂下には知らせずにネットの詩の投稿欄に参加する。あるときネット上に同じ坂下あたる@という名で坂下の才能を超えるAIの小説が投稿されて坂下は言葉を失い結果毅も無言の坂下から離れて普通の高校生に戻るのだがさとかや蕾に詩を書くことがあたるの言葉を失ったあたるが言葉を取り戻す唯一の方法だと説得されて詩を書き、投稿し雑誌に載りあたるは言葉を取り戻し文学に戻ることができた。

(詩は難解。まともに入り込んだら読む自分が壊れそう。でも詩や文学の一端が少し理解できそうに思える本だ。)

☆☆☆☆

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