老いてなお執念か。

1919年の世間を騒然とさせた池袋での松永さんらを多数死傷させた事故の初公判。

通産省の元院長飯塚被告89歳が「車の何らかの異常で暴走したもの」として

起訴内容を否認した。絶対はないけれど事故当初もパニックで事故を起こしたと

思う旨の供述をしていたのに「アクセルを踏み続けた記憶がない」。

89歳にして真実を追求したいのか、記憶がないならブレーキを踏んだ記憶もないのか。

これまで順調に進んできた人生に罪を認めることが汚点になるとでも思うのだろうか。

人間の執念みたいなものを感じてしまう。人の幸福を奪ってまで自分の人生か。

先日1918年の高校生死傷事故で地裁で無罪だったのに高裁で有罪を主張するという

前橋市の高齢者被告との違いを感じてしまうなあ。どんな判決になるのだろう。