西川司作品。手にとってみたら作家は北海道出身だというので借りた。
1958年生まれというから62歳か。一気に読めた。
『異邦の仔』
妻を亡くし年頃の娘がいる放送作家立花は毎日通勤で同じ時間・同じ席に乗ることに
してたのだがその席に爆発物が仕掛けられて爆発する。偶然に隣の人の
忘れ物を告げるのに席を外した時で難を免れた。同じころもう一つの爆発事件が。
被害にあったのは34年前にイラクに働きに行ったときに関係した男だった。
イラクでは誘った友人二人とでODAの月100万の割のいい仕事だったのだが
日中は50度にもなる過酷なもの。そのうちにイランイラク戦争が起こり命からがら
帰国するのだが混乱のなかで友人二人とはぐれたまま。二人は死んだはずであった。
しかし34年後娘が誘拐される・・・・。中東での出来事が関係してるのでは・・。
☆☆☆