角田光代『三月の招待状』を読む。

角田光代作品。図書館にある角田作品はだいぶ読んだが新しいのがないからなあ。

今回の本は大学の同級生が卒業後もワイワイ集うのだが変わる人、変わった部分。

結婚したり、同棲したり、離婚したりするなかで結婚とは、夫婦とは・・。

『三月の招待状』

  主人公は大学の時の仲間。正道と裕美子夫婦、智と麻美夫婦、重春と充留の

  同棲カップル。正道夫婦は同級生夫婦で安定した夫婦関係なのだが正道の

  浮気ぐせでついに離婚式をするのだが裕美子は一時新しいことに新鮮さを

  感じるのだが・・。麻美夫婦は智の表にださない性格に同級生だった宇田男

  と浮気をするのだが・・。文筆業で生活の安定している充留は逆に結婚する

  ことで現状を打開しようとする。時間とともに穏かな同化が夫婦なのだが・・。

  若いころは盆踊りの中心で踊っているが歳とともに輪からだんだん離れて

  外から穏かに眺めていくようなもの。それをどう感じるのかということだと。

  ヒマだったり、昔の恋しい人にあったりして心乱す。それが夫婦。

☆☆☆

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