島田雅彦作品。代表作カノン三部作の「エトロフの恋」を読んで次になにげに
「虚人の星」を読んで驚いた。「サヨク」「ヒコクミン」と自称したという通り
反自民・反安倍・護憲の本。野党の支柱的作家なのかもしれない。
何も考えず手当たり次第に本を読んでるとこんな本にも出合う。
『虚人の星』
星新一という母が元総理の愛人だった人で父と思われた人は中国のスパイで
中国の組織に属している。新一も元締めに誘われて外交官を目指し、中国に留学し
帰ってきて総理の秘書になる。新一は7つの人格を持つというか身体を7つの
品格に貸している。総理も何も考えもなくただ血筋でなったような総理だが
どらえもんに頭のなかをとられ時々重大なところでどらえもんが活躍する。
国は安保体制を強固にしていて、中国は拡大しこのままでは戦争になるという
ところで星新一は戦争に進ませそうなドラえもんを暗殺して平和に進ませようと
総理に兄弟であることを打ち明け側近のを遠ざけて国民に総理が護憲と平和を
マスコミを通じて発信する話だ。
(強力なサヨクの本であり政治パロディの本。総理がアピールするところは圧巻。)
☆☆☆