角田光代『くまちゃん』を読む。

角田光代作品。育った環境も考え方も能力も違う男女が出会い、恋愛をし、

別れ、そして恋愛に恋愛をし続けるいろいろな男女の話。

『くまちゃん』

  苑子が23歳の時に花見にいって酔っ払い同席のクマの絵のついたシャツを

  着た男英之(くまちゃん)をアパートに持ち帰る。なにげに居着いて

  居心地がよかったのだが恋した途端に男が逃げ出す。探すが・・・・・。

「アイドル」では英之が知人の葉山の海の家で働いている時に同じように

 海の家で働いていた同じような境遇と思われた岡崎ゆりえと付き合う。

 ふたりでいろんな約束をして恋愛するのだが「ゆりえ」好きな流行のバンドの

 男と万一付き合うことができたら恋愛を解消するという項目が。

 同棲して英之はちゃんと働いこうという時に向上心が旺盛な「ゆりえ」は

 仕事でバンドの男のインタビューを得、一緒になることを承諾させる。

 やっと仕事が決まった英之の前で「ゆりえ」は別れ話を・・・・・・・・」

「勝負恋愛」では「ゆりえ」は念願のマキトと一緒になり同棲するのだが

 流行のバンドは落ち目になってゆく、しかも見た目と異なる生活、

 姉ようにマキトにいう女の存在、女ができてついに「ゆりえ」は・・・・。

いろいろ恋愛が「こうもり」「浮き草」「光の子」そして最後は「乙女相談室」に

語られる。

☆☆☆

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