乾ルカ作品。初めての作家。北海道出身で1970年生まれという。
第86回のオール読物新人賞を受賞した作家だという。
この本は輪廻転生を扱った本だ。
『プロメテウスの涙』
同じ医学校を出た仲のいい二人の女性医師。心療内科の医院を開業した涼子。
アメリカの精神科の研究室で働く祐美。涼子の下に幼馴染が特異な行動を
起こす10歳の女の子を連れてやって来る。一方祐美は刑務所でのカウンセラー
をしているのだが子供を暴行して殺害して死刑を宣告され3度の死刑執行を
しても死ななかった死刑囚を担当。彼は全身がガンに襲われ目と脳しか働いて
いないという。死なせることが彼の救いと祐美は殺そうとまでするのだが失敗。
涼子の患者あや香と祐美の患者の死刑囚とはつながっているのではと仮説を立てる。
輪廻転生であや香は死刑囚に殺された娘の生まれ変わりではないか・・・・。
あや香をアメリカにつれていって死刑囚と対面させる・・・・・・・・・・。
(輪廻転生を信じるかどうかだがおそろしい話)
☆☆☆