熊谷達也作品。動物ものを描かせると文章が巧いというよりはしっかりしてる。
残念ながら図書館には熊谷達也の新しい本が入らないのが残念。
『はぐれ鷹』
内向的性格の青年主人公杉浦岳央は鷹匠に憧れて高齢の鷹匠に弟子入りする。
1年ほどで角鷹1羽をもらって独立するのだが・・・・。ジャーナリストに
なった幼馴染が取材に訪れて奥手の岳央は恋をするのだが・・・・。
神室号を難しい調教に失敗して死なしてしまう。
巣子といわれる角鷹を巣から落ちたところを助けて調教するのだが
一定のところで野生が出てきて別れを決意する。
岳央の独白「人間はもともと生きる目的などないのではないか、あるとすれば
子孫を残すということではないのか」
☆☆☆