湊かなえ作品。読むのは10冊目だ。湊かなえ作品1冊1冊の構成が異なるから
面白いと思うし、よく考えて描いているなあと思う。
今回の題名は童話「えんどうまめの上にねたおひめさま」からという。
「豆の上で眠る」
仲のいい小1と小3の姉妹が両親の愛に守られて生活してるのだが
ある時姉の万佑子ちゃんが誘拐される。八方手を尽くすが見つからない。
2年後近所の鳥居の前でのいなくなった時の服装のままに記憶喪失で
見つかった。妹の結衣子は戻ってきた姉にずっと違和感をもってすごす。
DNA鑑定でも姉であった。それでも違和感が・・。真実は姉は出産時に
取り替えられ2年間の空白の後に還ってきたのは本当の姉だった。誘拐された
2年間は実の姉と誘拐された姉は一緒に住んでいた。実の姉は姉として
本物になろうとすごすのだが妹の違和感がとれないままに犯人は自首する。
姉妹とはなにか。本物とはなにか。血をわけた親とは・・・。
☆☆☆☆