検察幹部の定年延長を可能にする問題が各方面からブーイングの嵐だ。
司法試験を通り社会の不正を許せない正義感の人は検察への道へ。
犯罪を犯す弱い人を援ける仕事をしたいという人は弁護士の道へ。
検察人事はいまでも内閣が握っているというがそれが今回の定年延長の
法律のなかでは内閣の恣意によって決まる可能性が高いから反対という。
不正を許せない正義感の持ち主たちも「もしかしたら抜け駆けして」
政府にすり寄る検事がでてきてそれによって政権の悪をあばくことが
できないのではないかと心配しているということなのだろうか。
これまでは検察庁という閉鎖された組織のなかでどのようにして検察幹部は
決められていったのだろうか。最高幹部にすりよって昇級していったのでは
ないだろうか。それはそれでいいことだったのだろうかという疑問も湧く。
強力な正義感の集団が検察庁なのではないか。
検事といえども世俗の人間ということなのだろうか。