重松清「哀愁的東京」を読む。

重松清作品。相変わらず優しさ・ほんわか・ETC。

 図書館が休館でやむなくブックオフで買った。ひどい読者である。

 こんな哀愁あふれる本を110円で買ったのである。何万円も儲けた気分だ。

 年金生活者がこんな本に出合うとうれしくなる。有難うございます。

 「哀愁的東京」

 主人公のフリーライターはかって賞まで頂いた絵本「パパといっしょに」の作家

 なのだがそれ以来絵本が書けずフリーライターで稼ぎを得るが、妻と娘あかねは

 別居して米国にいる。絵本「パパといっしょに」関連をつなぎながら

 「マジックミラーの国アリス」から「哀愁的東京」まで9編の短編。

 全編哀愁で彩られている。ライターの主人公「進藤」の人柄もいいし

 担当編集者の「シマちゃん」も味があるなあ。昔の風俗ののぞき窓やモーテルなども

  でて懐かしさも湧くなあ。60・70代の人が読んだらいい本だなあああ。

☆☆☆☆

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