池井戸潤「ようこそ我が家へ」を読む。

池井戸潤氏。どの本を読んでも面白い。飽きさせないなあ。

天気が悪いのにまかせて1日半で読了。それほどおもしろい。

テレビドラマ化されたというが見ていない。見ないで良かったと思う。

いくら本を読んでも気の利いた感想も書けない。情けないなあと思う。読むだけだ。

「ようこそ、我が家へ」

銀行から電子部品会社の総務部長として出向している主人公倉田。妻と大学生の

息子と高校生の娘の4人の平穏なささやかでも幸せな家族に突然黒い影が。

いつも穏やかな倉田が通勤の電車で理不尽に割り込んできた男になぜかその時

注意する。プライドを傷つけられたのか逆恨みか家を突き止められ嫌がらせにあう。

ゲーム感覚・匿名性などネットでも現れる恐怖で平穏な家庭が一転する。

一方で総務部長として営業部長とのトラブルや奸計などで出向の悲哀を味わい

ながら能力の高い女性部下の後押しを受けながら力を振り渋って仕事を全うする。

☆☆☆☆

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