荻原浩「楽園の真下」を読む

荻原浩氏の作品はいいねえ。心暗くする作品がない。

 今回の本は新型コロナウイルスが流行している時期に自然を侮ると

 ひどい目に遭うという点では同じようなことだ。人間と巨大化したカマキリとの

 大スペクタル作品だ。迫力満点だ。いまバッタによる蝗害が世界の話題になってる。

 自然は思わぬ災害を引き起こす。この本も参考になる。

「楽園の真下」

  本土から19時間も離れた志手島というところで自殺者が異常に多いことに

  興味をもった藤間というフリーライターが島にわたり、バーで食べた闘魚の

  フライを食べて、島の野生生物センターの所長秋村という女性に会い昆虫の

  寄生という講義を受けて闘魚ーハリガネムシーカマキリー水ー自殺という

  仮説を立てるのだが・・・。その過程でカマキリが異常に巨大化している事実

  に遭遇して秋村と藤間は村中を巻き込んで巨大カマキリと闘う話。

  秋村も藤間にも悲劇的過去があったという・・・・・・・・・・・・・。

☆☆☆☆

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