伊集院静「いねむり先生」を読む。

伊集院静氏は夏目雅子さんの夫であったし、篠ひろこさんの夫でもある。

ただ最近くも膜下出血にかかって話題になった。初めて氏の作品を読む。

自伝的小説と言われる。登場する「先生」は「麻雀放浪記」の阿佐田哲也氏。

テレビのドラマとして放映もされたらしい。

「いねむり先生」

  小説家の「先生」と絵を描くKさん、音楽家のIさん、と「僕」。

  先生は病気もありどこでも居眠りをする。大食漢であり大のギャンブル好き、

  誰からも好かれる作家。「僕」は小説を描いて応募したこともあるが結婚して

  すぐに妻を亡くして精神的にもおかしくなり、アル中や幻視・幻聴など

  に悩まされるのだがK氏に先生を紹介されて先生に気に入られ各地の

  競輪場への「旅打ち」にでかけて美味しいものを食べ、面白いところに

  出向くようになる。無職で借金をしながらの酒と食事や麻雀などの

  付き合いをするのだが先生はどこに行っても歓迎される人柄に僕も

  引き込まれていくという話だ。物知りだがお金を気にしない遊びだから

  人には歓迎される人柄になるだろうなあ。どこにいってもギャンブル・酒・

  食事で一緒なのだがこれで410頁を読ませてくれる。

☆☆☆

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