滑志田隆氏ははじめて見る作家である。藤沢市生まれの６９歳か。
早稲田大出の毎日新聞記者出身という。
「埋もれた波濤」
１９８３年に起きた大韓航空機がロシアの戦闘機に撃墜され、
乗員乗客はすべて死亡。日本人も２８人が犠牲になった。
航路の逸脱、アメリカ空軍の行動、ロシア軍の追尾、日本での情報傍受
で事件は謎を呼び、サハリン上空での出来事で生存者がいたという説も
でるなど世界的大事件だが新米記者だった「曽根」は興味を
もっていたが友人のサハリン同行の誘いを受けてロシア領に入る話。
結果的には謎は謎のままで終わる話になるのだが・・・・。
☆☆
