桐野夏生「猿の見る夢」を読む。

桐野夏生作品を読む。

この本の主人公は猿知恵で生きてるような自己に都合のいいように

考えて話し、行動するのだがいい加減に生きてる自分に似てる部分も

あって反省させられることも多い。

「猿の見る夢」

ファッション関係の会社に銀行から来た役員の男が愛人にも、妻にも、

秘書にもいい顔する女好き。妻のところにきた夢で占いをする断定的

物言いをする女にすべてでかき回される話である。

第1章二兎を追う者から第7章逃した魚までタイトルどおりに愚かな男を

演じていく。そして結果もそうなる。

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