佐藤雅美「一石二鳥の敵討ち」を読む。

佐藤雅美さんは7月29日に亡くなられたという。78歳。早稲田法卒という。

図書館の追悼特集にあったのを手にとってみた。直木賞作家でもある。

初めて読んでみたがこの本は雑かなとの印象。大衆作品だからなあ。

「一石二鳥の敵討ち」半次捕物控

 親分半次がバッタバッタと捕物を派手にする本ではない。

 静かに手下に指示を与えて下世話な事にも対処していく。

 岡山池田家から出奔してきた源之進が道場破りでお金を得て江戸に来たのだが

 半次の友達の道場主の蟋蟀小三郎のところに来た時に足元を見られて

 メッタ打ちにあって弟子になり鍛えられる。源之進は人を殺していて

 池田藩から追われていて道場に追ってが現れるのだが小三郎は散々な目にあわせる。

 いよいよ池田藩の面子で仇討ちをされる事態になったのだが・・・・・・・。

 半次が知恵をだす。池田家の面子と源之進の命が助かるように・・・・・。

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