作家佐々木譲は北海道夕張生まれの道産子作家らしい。
6~7冊ぐらいは面白いから読んでいるのだが「ユニット」も
旭川・札幌・函館そして江差も出てくるとあってつい一気に読んでしまった。
「ユニット」
旭川警察の刑事の妻(祐子)が夫の虐待に耐えかねて子供をつれて家を出る。
函館で妻と子供を17歳の男(乃武夫)に強姦殺人にされて立ち直れぬ男(真鍋)
が札幌駅で線路に落ちた女性を設備会社の社長とともに助けるという偶然に。
設備会社社長(波多野)は曰くありげな二人を雇用する。社長も妻に逃げられてる。
7年という短期で出所してきた乃武夫を真鍋は殺して刑の不条理を糾そうと
するのだが・・・・・・。祐子の夫は警察権力を利用して祐子に迫る・・・・。
江差は祐子の実家があるという設定だ。
最後は逃げる真鍋と祐子と子供にピンチになるがここでも波多野が救う。